インデックス投資では、入金タイミングより規模が重要?
インデックス投資を続けていて、重要なのは入金タイミングよりも規模が大切なのではないかと感じるようになってきました。
今回はその事について考えてみようと思います。
インデックス投資において、タイミングを図るのは効果が薄い?
私が最近、投資のタイミングより規模が重要なのではないかと思った経緯をお話しします。
私は現在、自動積立を利用した積み立て投資をしています。
そして、これにプラスして、暴落時には追加の投資をしようとも考えていました。
仮に10%の暴落が有り、そのタイミングで100万円の追加投資をしたとします。
この場合に、株価が元に戻り、更に10%上昇したとします。
すると20万円の利益が出る計算になります。
もし、この時に1000万円の投資信託を保有していたとします。
この場合では、最初の状態から10%上昇した事になるので、100万円の利益が出る事になります。
このように考えると、タイミングを見計らった追加投資よりも、まずは規模を大きくすることの方が、投資のリターンを上げる上で重要なのではないかと思いました。
この例では100万円という大金を追加投資しましたが、現実ではそれだけの金額を一括で投資するのは難しいです。
私のような一般人にとっては、せいぜい10万円程度の追加投資になると思いますが、その場合のタイミング投資では、もっとリターンの小さいものになっていくと思います。
では、最初に投資資金を全て入金すれば良いのか?
私の個人的な感覚では、最初に投資資金を全て入金するのは難しいと思っています。
仮に、1000万円の待機資金を持っていたとします。
この金額を全額入金した直後に暴落が起こり、株価が半分になってしまったとします。
この時に受ける精神的ダメージが大きすぎると思うからです。
待機資金を入金する方法
待機資金を入金する時には、2つの方法が有ると思っています。
- 一括投資
- 分散投資
それぞれ、一括投資と分散投資のメリットとデメリットについて考えてみます。
一括投資のメリットとデメリット
一括投資のメリットとデメリットは以下になります。
- メリット = 超長期で見た場合、利益を最大化できる可能性がある。
- デメリット = 株価が暴落した場合、精神的に苦しくなる可能性が有る。
分散投資のメリットとデメリット
分散投資のメリットとデメリットは以下になります。
- メリット = 投資時期を分散できるので、暴落時のリスクを軽減できる可能性が有る。
- デメリット = 株価が順調に成長した場合、機会損失になってしまう可能性がある。
私の現状とスタンス
私は、基本的に保守的で悲観的な性格をしています。
その為、今までのインデックス投資に置いても、最初の入金額は低めにしており、待機資金の入金も遅れている状態です。
今はまだリスクを取れる年齢なので、できる限り早めに、株式と現金の比率を整えたいと思っています。
しかし、現在のコロナ後の株価の上昇を考えると、今がどのような状況なのかがわからず、積極的な入金は出来ていない状態です。
その為、現在は待機資金を維持しつつ、給料からできる限り入金している状態になります。
ただ、年齢的な事を考えても、少しずつでも待機資金の比率を下げていきたいと思っています。
おそらく3~5年ほどかけて、株式と待機資金の比率を整えて行くことになると思います。
まとめ
今回は、インデックス投資で資産を形成する場合、まずは投資額の規模を大きくすることが重要なのではないかということについて書きました。
しかし、だからと言って最初に大きな金額を入金するのはリスクが高く、精神的にも苦しくなる可能性が有ります。
自分の性格や状況に応じて、適正なバランスを探っていけると良いですね。